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2011.05.19 ◇message2◇ 山岡徳貴子(魚灯)

原作者である山岡徳貴子さんより、今回の再演に関してメッセージを頂きました。
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「異邦人」。とても難しい作品だ。
自らを告白する者はたちまちその理由を空々しく感じ口を塞ぐ。また語られることの真偽は定かではない。
そんな不確かな状態でいることを強いられる作品だからだ。
いや、そもそも確かな状態でいることなど無理なのだろうけれど。

理由を超えた不確かな状態で人は行動を起こすのだとしたら、
言葉の有無にかかわらず何かしらの説得力が必要になる。それはやはり、人物達が背負う状態と、それを持った人間同士のやりとりの中で生まれ漂う重厚な空気感だ。
それを持ちえることでやっと、‘何か’が生まれるように思う。
‘何か’は戯曲の中ではなく、人との関わり合いにおいてのみ生まれるに違いない。

「疑う」ことと「信じる」ことの反復作業を通して作品は創られる。
妥協せず繰り返される「異邦人」を期待している。
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