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2011.05.22 【publicity】とまる。2011春号に掲載

「とまる。2011春号」に「劇研と協会が挑戦する新たな劇の可能性」と題して
柳沼昭徳(烏丸ストロークロック)のインタビュー記事が掲載されています。
以下、記事を抜粋しました。

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演劇が混乱している?

演劇が混乱している。ちょっと演劇をかじっている人ならば、そんなふうに感じることも多いのではないか?
昨年東京で開かれた国際演劇祭F/T(フェスティバル/トーキョー)のテーマは「演劇を脱ぐ」。
「演劇って脱がなきゃちょっとダメなんじゃない?」という時代の空気も感じられる。
 そんな中、この6月に京都演劇界から2つの企画が産声をあげる。
京都舞台芸術協会プロデュース公演とアトリエ劇研の共催育成企画オルタナ・アート・セレクションだ。
現在活躍中の三十代を中心とした協会とこれから世に出ていかんとする若手をバックアップする劇研。
彼らはこの企画の先に演劇のどんな可能性を見るか。それぞれの演出家に話を聞いた。

舞台芸術協会の可能性

京都舞台芸術協会プロデュース公演の演出を務めるのは烏丸ストロークロックの柳沼昭徳。
「舞台芸術協会というのは創作者の集まりだから、創作にやっぱり一番モチベーションがあるんです。
松田正隆さん・鈴江俊郎さん・土田英生さんが舞台芸術協会を立ち上げられた時にも「作品」で結ばれた絆があった。メジャーどころ、例えば大阪なんかへのカウンターカルチャーとして京都ならではの演劇があって、そこからコミュニティも生まれていった。
だから僕自身も創作を通じて、同世代でやってきた創作者と10年先を見据えて新しい関係を作りたい」。
 このプロデュース公演は愛知県文化振興事業団が二つの地域~京都と愛知~をテーマに企画した「AAFリージョナルシアター」の京都代表作品。
数年計画で開催される本企画で、多方面の演劇人を巻き込んでいきたいという。今年はごまのはえ(ニットキャップシアター)・ 田辺剛(下鴨車窓)が企画担当として、桑折現(dots)・高杉征司が演出部として、あらんかぎりの力を使い、初めてのプロデュース公演に挑む。

人と人とのあいだをみつめる

 柳沼ひきいる烏丸ストロークロックは2010年、五年がかりで創作していた「漂泊の家」シリーズを完結。
『六川の兄妹』『八月、鳩は還るか』では不在の人物であるケンくんをめぐって、人の孤独と共同体の可能性を極限まで描き切った。その果てに柳沼は何を見るのか。「何にまなざしを向けようかと言えば、まず人ありきというところから始めたい。今回の企画も今まで知らなかった者同士が、腰をすえてしゃべろうぜというところから始まる。だから役者同士の関係性が劇の会話によって成立していくという風にしたい。」
 人と人の間。その関係性こそ、柳沼の作品を支えるひとつの力となっている。「これは僕の持論なんですが、演劇でなければならない一番の必然性ってやっぱり「空間」だと思うんですよ。空間は再生不可能だから。じゃあ、その空間は何によって築かれるのか、美術か、照明か?そうじゃなくて人と人との関係性……摩擦であったりとかそういったものが空気感を生み出し、空気が粒子のように見えるほどになり、次々と空間が変わっていく。僕はこれが演劇の可能性だと思うし、それができる台本じゃなきゃいけないと思った。今回の山岡さんの台本『異邦人』は、情報量が少なくある意味平易なんですけど、行間を読む必要がある。そこに空間や雰囲気という曖昧なものが折り込み済みで書かれているからです。この「人と人がいて空気が生まれて空間が変化していく」というところに、僕は演劇だけに留まらない「人間の革新」があるんじゃないかと思う。空気に敏感であるがゆえの傷つきやすさを乗り越えたところに、本当の関係性が築かれるんじゃないか。」

(続きは「とまる。2011春号」をご覧ください)


書き手:高田ひとし
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